レオパードゲッコー(Eublepharis macularius)は、世界中で最も人気のある爬虫類のペットの1つです。
日本でもドラマ「イチケイのカラス」に出ていたり、芸能人が飼育していたりと人気がありますね。
小さくてかわいらしい見た目と比較的世話が簡単であることから、初めて爬虫類を飼う人にも人気があります。
今回は、レオパの飼育について知っておきたいことを紹介します。
この記事を読んでレオパとの生活が長く続いてくれればと思います。
そして欲しがるお子さんよりママさんの方が詳しくなれるぐらいに書いていきたいと思います!!!
飼育方法
まずは簡単なところから始めますね。
一般的というか誰に聞いても下に書いたような内容が多いかと思います。
- 温 度:26~32℃が適温
レオパが体温を調整できるように、温度が高いところと低いところケージ内に作りましょう。 - 湿 度:約50-70%
レオパが白くなってきて脱皮の兆候が見られたら過乾燥には気を付けましょう。 - 単独飼育が基本です。
雌同士は同居できるとも言いますが相性があります。
ケンカして尻尾が切れちゃうこともあるので注意してくださいね。
なかなかザックリとした内容になってますが飼えなくはないです。
ここから少し噛み砕いて説明していきたいと思います。
飼育環境
この種は、小さなケージでも飼育できることが人気の1つだと思います。
下に紹介しているレプタイルボックスやレプティーケースのような30cmぐらいの
小型のケージで飼育は可能なのは魅力的ですよね。
こだわりを持ってSANKOのパンテオンなどの45~60cmのケージにレイアウトを組んで
テラリウムで飼育するのも楽しいですよ。
ケージには、隠れ家や湿気を保てるウェットシェルターなど、
レオパが快適に過ごせるような環境を整えてくださいね。
床材には、キッチンペーパー・ペットシーツ・レプタイル用のサンド・赤玉土など
色んなスタイルで飼うことが出来ますので環境に合わせつつ
レオパが歩くのに安全なものを使用するといいと思います。
床材に関しては様々なメーカーから色んなものが販売されているので、
メンテナンスがしやすい物を選ぶのといいですよ。
当店ではキッチンペーパーで生活している子と
ZICRAのセラミックサンドで生活している子の2種類います。
照明と加温
基本的にレオパは夜行性でありUVB照明は必要ありませんが、
体温を維持するために熱源が必要です。
あまりに温度が低いと消化不良などの体調不良を起こすので気を付けてください。
昼間のケージ内の温度は27-31℃、夜間は21-24℃を目安に保温します。
パネルヒーターや上部ヒーターを使用してケージ内に暖かい場所を作ります。
爬虫類は変温動物で体温が外気温に左右される動物です。
活動するには通常時25℃から30℃はケージ内の温度が必要です。
中には冬眠する爬虫類もいますが、ご家庭で冬眠させるのは難しいと思うので
パネルヒーターなどで温度が下がりすぎないように保温してあげて下さいね。
レプタイル用のサーモスタットなどで調整すると手間も省けて楽チンですね。
また、ケージ内のヒーターを設置している部分と、そうでない部分の温度勾配をみるために
サーモガンがあるとケージ内の表面温度を測るのに便利ですよ。
ごはんについて(給餌と給水)
レオパは昆虫食でありカルシウムとビタミンD3を含む餌として、
ダスティングやガットローディングをしたコオロギ・ミールワーム・デュビアなどを与えます。
今は人工飼料も多くあるので個体に合ったものを与えましょう。
昆虫が苦手でもレオパを飼いたいって人はショップさんで
人工飼料を食べているか確認してからレオパを購入されるのがいいかと思います。
給餌間隔は幼体には1日1回、成体は2日に1回を目安で給餌しましょう。
ダスティング:エサの昆虫を与える際に、専用のカルシウム剤をまぶして与えることをダスティングと呼びます。
ガットローディング:餌虫の栄養価を高めることを言います。
お水のあげ方
清潔な浅い水の入った容器を常に置きましょう。
しっかりと水場を覚えたら飲みに行くようにもなります。
日に一度はケージ内の壁面に霧吹きをしてあげてくださいね。
湿度の保持と壁面をペロペロと水分補給するレオパの可愛い姿が見れます。
ハンドリングや触れ合い方
レオパは比較的に温和な種なので、優しく取り扱えばハンドリングは容易だと思います。
しかし、尾を掴むなど無理な取り扱いをすると尾を切ることがあります。
カナヘビやニホントカゲなどと同じ行動をとるので注意が必要です。
稀に神経質で触られるのを嫌がる子もいます。
触れようとしたら噛んでくる・威嚇音を出すなど個体の性格を見極めて
ハンドリングしてあげてくださいね。
「レオパードゲッコーの行動と社会性」
レオパは、単独生活を好む爬虫類の一種です。
主に夜行性であり、昼間は隠れて休んでいることが多いです。
ケージの前を通ると「ごはんかな?」と動き出すこともありますが(笑)
多頭飼育も出来なくはないのですが、性格や体格の違いによって攻撃的な行動をとることがあります。
オス同士であれば縄張り争い、メスとオスのペアでも相性の不一致などで、攻撃的な行動が見られることがあります。
レオパは自分のテリトリーを保持するために攻撃的な行動をとることがあり、
他のレオパを排除しようとします。
また、飼育環境(ケージやシェルター)が小さすぎる場合もストレスや攻撃的な行動が増加することがあります。
レオパは、飼い主に慣れやすい傾向があると思います。
食べ物を与えられるとピンセットから食べることもできますし、
ミスして噛まれる覚悟を持っていれば手からも食べます(笑)
ハンドリングなども容易にできるようになるかと思います。
ただし、基本的にレオパは単独生活を好むため、飼い主との関係を築くには時間がかかる場合もあります。
まとめ
レオパは比較的世話が簡単で、初めての爬虫類飼育には素晴らしいペットです。
飼育環境・加温・餌・水・取り扱いなどを理解して、レオパが快適に過ごせる環境を作りましょう。
また、レオパは長寿命のペットであり、十分な世話をすることが必要です。
筆者が聞いた話だと20年生きているレオパがいるとか・・・
定期的な健康チェック・適切な餌・清潔な環境・適切な温度管理などが必要です。
また、病気や怪我を防ぐために、定期的に獣医の診察も受けるといいでしょう。
お住いの近くに爬虫類を診察できる獣医さんを調べておくことも大事ですよ。
以上が初めてレオパを飼うにあたってお伝えしたいことでした。
途中、商品リンクがうるさいですが参考にしてくださいね。
では、よい爬虫類LIFEを!