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カメレオンにコオロギはいけない!?

以前、ぱすかる(エボシカメレオン)の
お尻の両側にふくらみが出現し卵塞の疑いをかけて
病院で受診した時のお話です。


結果的には多少の無精卵の存在はありましたが、
卵塞ではなく「卵胞嚢・嚢腫」の疑いで、
今後これらの腫瘤が巨大化していかないか
観察する流れとなりました。

そして、ここ最近その嚢胞で
消化管が圧迫されていることにより、
便の出も健康な状態の時に比べて確かに変化があり、
それらの経緯から医師と餌についてのお話になりました。

「カメレオンにコオロギは駄目ですね」


医師からの一言に今までの飼育や、
数あるショップからの飼育方法の教示、
本で得た知識・ネットで知り得た情報が
瓦解する思いでもありました。

「どういうこった!?」と混乱した私ですが
最後まで読んで頂けると幸いです。
医師のお話の内容を覚えている限り記載したいと思います。


「コオロギを食べるという事は、

人間で言うところのカニやエビの
甲殻類を殻ごと食べているようなもので

消化不良や腸閉塞の一番の原因となる」

「爬虫類は偏食的な食生活でも
(例えばコオロギが主食)思ったよりも長生きをする」

「しかし長い目・長期飼育(終生飼育)」の
観点から見るとコオロギだけを餌として与えると
重度の胃潰瘍になって穿孔していたり、
ダスティングによるカルシウム剤の過剰摂取。
それを起因として起こる体内・内蔵にカルシウム剤の沈着という事例もある」

 

カメレオンへのコオロギの給餌方法とベストな食事とは?



「コオロギを与えるとしても、

まったく栄養的にも意味を持たない後ろ足と
羽の部分取り除く
ようにする。

これをすることによって人間が甲殻類の中身を
食べる状態に極めて近くなる」

「では、何がカメレオンの食事として良いのかというと
『外甲殻を持たない芋虫系』のものがベストである」
(英語で書かれた資料をめくる先生)

「海外の両生類・爬虫類学会であった内容では、
芋虫系の中でも『カイコ(シルクワーム)』が
最も消化率が高く栄養があるとされていました。
次いでミミズであるが、ミミズは土を食べるので
摂食している土壌のカルシウム・リン等
ミネラルのバランスが良くないと、
いくら良いと言われていても良いとは言いきれない」
(この説明を受ける際に日本と欧米の土壌の違いの説明も受けました)

日本の爬虫類界ではワーム形を与え過ぎると
人間で言うところの脂肪肝や肥満の原因にもなり、
カルシウム量も低いといった知識があったので医師に尋ねてみました。

「要は節足動物はリスク
(消化器形の病気・マウスロット等)が高いために
良くないとされる。
故にカルシウム等のダスティングは必要にはなるが
消化効率・栄養面ではワーム形がベストである」
とのお答えでした。

また、カルシウム含有量が少ない餌であっても
UV(特にB)の照射が、しっかりとされているカメレオンは
UV照射がされていないカメレオンに比べ
「クル病」にならない(なりにくい)という研究もされており

餌も大事であるが何よりも飼育環境を整えることが
カメレオン飼育では重要になるとのことでした

総評。



「結論的には餌で最も良いのは様々な種類の物を与えるという事。

自然界においてはコオロギだけを、芋虫だけを
狙って食べているわけではなく、
小さなカエルやクモ・小さなトカゲだって食べ生活している」

「しかしながら飼育下では難しい問題でもある。
なので安価で入手が容易いコオロギが主流になっているだけである

以上が医師との会話でした。
給餌の内容など疑問に感じた時はエキゾチックアニマルや
両生類爬虫類の診察を行える医師に相談して下さい。

記事提供:ゆうきち様

 

 

 

 

 

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